下馬評超える迫真プレー 二階堂ふみの匂い立つ「エロス」
■会見当日は左手薬指にリング
約2時間の上映時間の中で、浅野と互いに指を舐め合うシーンが何度も描かれる。ムチュ、ムチュ、ムチュと卑猥(ひわい)な音を立てながら、浅野の指をむさぼる二階堂の恍惚(こうこつ)の表情は、見る人の劣情をいやがうえにもかきたてる。熊切和嘉監督が指舐めのシーンについて、「物語の要となる性的な描写を映像でどう集約させるかを考えたら、こうなった。匂い立つ部分を表現したかった」と話したのもナットクである。
二階堂の左手の薬指にはこの日、指輪がキラリと光っていた。交際が噂される俳優・新井浩文からのプレゼントだろうか。浅野にしゃぶりまくられた指に恋人は何を思う――。二階堂ふみは、そんな想像をかきたててやまない女優である。