C・ディアス主演映画「中止」にささやかれる“大人の事情”
ハリウッド女優は冬の時代
日程まで決まっていたのに、突然、公開中止の発表――。日本での公開を8月22日に予定していたキャメロン・ディアス(41)主演の映画「SEXテープ」。今月に入って日本用のポスター画像も発表となり、PR露出が増えていた矢先、マスコミ向けに「公開中止のお知らせ」がアナウンスされたのである。
なぜ、見送りとなったのか。配給会社のソニー・ピクチャーズエンタテインメントに問い合わせてみると「米国本社の判断」(担当者)というだけで、いまいちハッキリしない。前評判が高かった作品だけに、余計に悔やまれるのだ。
結婚10年目、子育てに追われて夜の営みがご無沙汰な夫婦を取り巻くドタバタ・エロコメディー。セックスレスに悩むキャメロンと夫役のジェイソン・シーゲル(34)は、ハウツー本「ジョイ・オブ・セックス」を参考に、あらゆる体位で3時間のマラソンセックスに挑む様子を撮影する。ところが、その映像がネット上に流出して大騒ぎに……と、ホットな社会問題を取り上げている。
精液で前髪をセットしてしまう「メリーに首ったけ」(99年)以降、「チャーリーズ・エンジェル」シリーズでもお色気を披露。いわば、ハリウッドを代表するエロ喜劇女優の真骨頂といえそうな作品だったが、映画業界からはこんな声が聞こえてくる。