ピエール瀧作品に新たな動き…ガイドラインなき自粛の行方
コカインを使ったとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕起訴された、ミュージシャンで俳優のピエール瀧被告(51)。出演作品の公開取りやめや撮り直しなどが相次いでいるが、新たな動きがあるという。
依存症者の家族や研究者らでつくる団体「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」は3月25日付で、大河ドラマ「いだてん」の撮り直しと過去作品の配信を取りやめたNHKなど5社に対し、自粛などの撤回を求める要望書を提出。
「すでに決定事項。そう簡単に撤回されることはない」(テレビ局関係者)というが、出演者個人の犯罪で作品全体が被る影響は計り知れない。
お蔵入りや撮り直しについての線引きや業界のガイドラインがあるわけではないが、映画「麻雀放浪記2020」は再撮影することなく公開を決定。それに追随する動きもある。
「今夏配信予定のNetflixのドラマ『全裸監督』にも瀧はキャスティングされていました。主演の山田孝之がAV監督の村西とおる役を演じ、瀧は村西監督と懇意の業界関係者として重要な役どころ。先日発表されたキャスト一覧の中に瀧の名前はなかったのでカットされたのかと話題になりましたが、そのまま出演しているそうです」(業界関係者)
映画やネットドラマは民放やCMとは違うのだから当然の流れだろう。