著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<5>市内の一等地にあるドン・ファンの会社「アプリコ」

公開日: 更新日:

 酒類販売をしているドン・ファンの会社「アプリコ」は、田辺市朝日ケ丘という住所が示すように小高い丘の上にあった。近くには西牟婁総合庁舎などがあり、海に面している田辺市内でも一等地とされている。

 田辺市は海に近い住宅地が多く、東日本大震災級の津波がくれば大きな被害を受けるのは避けられそうもない。和歌山県はそのために住宅を高台に移転させることを試みているが、なかなかうまくいっていないのが現状である。

 田辺市役所も海辺まで歩いて2、3分ほどの目の前に田辺湾が広がる風光明媚な場所にあるが、東日本大震災の教訓から小高い丘の東山に新設することが決まり、2019年の暮れから工事が始まっている。この土地を巡って市とドン・ファンの間に疑惑があるが、それは後述しよう。

 田辺市のお金に余裕がある世帯が移転したがっている候補地の一つが朝日ケ丘で、この地の不動産価格が上昇しているのがその証拠であろう。

 アプリコは酒類販売といっても、まちの小売りの酒屋とは異なり、和歌山県内はもとより、三重県の大型ホテルにも販路を持っている会社だ。従業員は6人で男性5人に女性が1人である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 2

    離職後、定年後は何をしたい? 第2位「まだ考えていない」…では第1位は?

  3. 3

    悠仁さま「進学に向けた勉学の大切な時期」でも続く秋篠宮家と宮内庁の軋轢

  4. 4

    旧ジャニーズ自社タレントの誹謗中傷に通報窓口設置も…「当事者の会」見て見ぬふりの“二枚舌”

  5. 5

    もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網

  1. 6

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  2. 7

    厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”

  3. 8

    “終わった説”から大逆襲!巨人・菅野智之「最後の全盛期」を手繰り寄せる意外な要因とは

  4. 9

    機内食の猛クレームで通路で土下座をさせられました

  5. 10

    初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人