太田光が松本人志「文春5億円訴訟」に持論展開も…芸能界ハラスメント調査から見える闇
《そうだよね。今さら感がぬぐえない》《太田さんの言う通りで、売らんがなための週刊誌に乗る必要ないよ》といった意見が出た一方、《事実であれば犯罪でしょ。何年経ったって。ようやく今、勇気を出して告発したんだよ》《仮に自分や自分の子どもが性被害にあったらずっと忘れない。何年経っても。こてんぱんにやっけたい》などと反論する声も。
■ハラスメントを「相談しなかった」との回答の方が「相談した」よりも多い
太田が何を論拠に「犯罪者として告発しているわけではない」「立ち直れないほどの打撃を与えているわけじゃない」と断言し、「週刊文春の意向」と「彼女たちの本音」、「みんなが話しているテーマがずれている」と考えているのかは分からない。
ただ、記事を読む限り、女性らが訴えていたのは、自身に起きた経験を踏まえ、芸能界で長年見過ごされてきた「悪しき慣習」を止めさせたいという思いではないのだろうか。それは松本だけではなく、芸能界そのものに自浄作用を求めているのだ。
実際、一般社団法人「日本芸能従事者協会」が俳優やモデル、美術・音楽家、映画製作スタッフら文化芸術分野で働く人たちを対象にアンケート調査した「文化芸術メディア・芸能従事者ハラスメント実態調査アンケート2022」からは、今の芸能界が抱える闇がよく分かる。