がん検診の見落としを防ぐプラスアルファの検査と工夫

公開日: 更新日:

 肺がんは、喫煙者と非喫煙者で分けて考える。

肺がん検診はX線検査が基本ですが、ヘビースモーカーは、痰の中のがん細胞の有無を調べる喀痰細胞診と低線量CTを検討するのもいい。非喫煙者は、きちんとX線検査を受けることです」

 非喫煙者の肺がんは、腺がんと呼ばれるタイプが多く、X線で見つけやすい。歌舞伎役者の中村獅童(45)は昨年、「奇跡的」と喜ぶほど早期に腺がんが見つかり、手術で復帰している。

 厄介ながんの代名詞ともいえるすい臓がんについては、糖尿病の人が要注意だ。

「すい臓がんは糖尿病の人に多く、糖尿病の“第4の合併症”といっても過言ではありません。ですから、糖尿病の人は、毎年1回腹部超音波検査を受けること。糖尿病の人に対するアプローチは尾道方式と呼ばれ、実際、5年生存率が大きく改善するデータが出ているのです」

 検診を受ける際は、これらの点が要注意だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」