水分補給はしっかりしていているのに熱中症に…正しい対策は?
冷房が効いた状況での通勤、仕事、家事、買い物では、水やお茶など“普通の水分補給”で問題ない。しかし、屋外での活動で汗を大量にかく状況では、塩分入りの水分、または経口補水液の摂取が必要だ。
「汗をかいた分、補給してください。一度に大量の水を飲んでも吸収されづらいので、少量ずつこまめに飲むのがポイントです」
■1日3度の食事が基本
さらには前述のように、体内の水分量が足らなくても喉の渇きが止まっている可能性がある。「喉の渇きを覚える前に」も押さえておかなければならない。
ただし、水分補給の基本は「1日3度の食事」だ。
「熱中症対策というと、ペットボトルなどからの水分補給にだけ目が行きがちです。もちろんそれは意識して欲しいのですが、それは、きちんと食事を取った上でのこと。食事には多くの水分が含まれており、かつ糖分、ビタミン、ミネラルが含まれています。食事をしっかり取っていれば、そう簡単に熱中症にはなりません。言い換えると、食事摂取を怠ると、それが引き金で暑い時季に熱中症になる可能性があります」