水分補給はしっかりしていているのに熱中症に…正しい対策は?

公開日: 更新日:

 朝食抜きの人も多いだろう。しかし朝食を抜くだけで、1日に必要な水分摂取量の約3分の1が不足する。食欲がなくどうしても食べられなければ、水分を多く含む、夏が旬の野菜や果物を。

 熱中症にかかるリスクが高い人がいる。子供や高齢者、そして肥満運動習慣がない人。

「筋肉量が少ないと体液量(水分量)の割合が減少し、熱中症になりやすい。健常者より多めに水分補給をしてください」

 とはいえ、熱中症で救急搬送される人には、健康な若者も少なくない。冒頭で紹介した熱中症経験が2度ある女性は、日頃から運動をしており、健康にも自信があった。

「自分は大丈夫という自信が、熱中症対策の不十分さにつながっているのではないか。最初はちょっとした不調程度なのが、気がついたらぐったりして体を動かせない、となるのが熱中症。不調が生じる前に手を打つ。もし何か変と思ったら、様子見や我慢をせず速やかに塩分入りの水や経口補水液を飲む。一時的であれば、清涼飲料水でも構いません」


 谷口医師が強調するのは「熱中症は予防でゼロにできる唯一の病気」。正しい予防を。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由