心身の健康を害する「VDT症候群」から子供を守りたい…スマホやパソコンが要因に

公開日: 更新日:

「先述した通り、子供は目の疲れを自覚しにくい。画面を凝視する作業は長時間の連続にならないよう30分に1回は休憩を挟み、その都度、窓の外の遠くを眺めるなど、目を休ませる習慣を身に付けるといいでしょう。また、市販のホットアイマスクは、目元の血流が促されて眼筋の緊張をほぐしてくれるうえ、リラックス効果により睡眠の質も改善されやすいのでおすすめしています」

■急性の「斜視」も増加中

 近年、VDT症候群と同様に問題視されているのが、片側の目が内側に寄る「急性内斜視」の増加だ。

 通常、目は近くの物を見ようとすると、目を内側に向ける内直筋が収縮して“寄り目”になり、遠くを見る際には眼球を外側に引っ張る外直筋を収縮させて焦点を調節している。

 しかし、至近距離でスマホやタブレットの画面を凝視し続けると、内直筋が収縮し続けて眼球が正常な位置に戻らなくなり、左右一方の目が内側に寄った状態で固定されてしまう。

「両目の視線が一致しなくなると、モノが二重に見える複視や、立体感や遠近感がつかみにくくなります。するとピントを合わせようとまばたきの回数が多くなったり、球技や平均台が不得手になるといった兆候が見られるケースも少なくありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース