著者のコラム一覧
江上剛作家

1954年生まれ。早大政経学部卒後、第一勧銀へ。築地支店長時代に「非情銀行」で作家デビュー。その後、日本振興銀行の社長、破綻処理を経験。旺盛な執筆活動を続けている。近著に「定年後の壁」(PHP新書)、「小説 ゴルフ人間図鑑」(日刊現代・講談社)がある。

一旦の功、万世の功 (いったんのこう、ばんせいのこう)

公開日: 更新日:
表舞台を支える裏方の評価が大切(C)日刊ゲンダイ

【現代語訳】派手な活躍で業績に貢献するのは一時的な功績、地味で目立たない裏方仕事の貢献は長期的な功績である

 前漢の高祖・劉邦が天下統一の褒美を与える際に、戦闘の後方で軍事品補給などを担当した「兵站」を一番に評価した。兵站は地味だが彼らの働きがないと戦いに勝てなかったと考え…

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