新燃岳噴火は前兆か 2019年“大地震の可能性”を専門家指摘

公開日: 更新日:

 2019年までに巨大地震が起きる――。

 1日噴火した宮崎・鹿児島県境の新燃岳。2011年1月に52年ぶりに爆発的噴火を起こし、昨年10月にも噴火している。九州では桜島でも噴火が続き、えびの高原も噴火の兆候があるという。

 1日は、沖縄県竹富町で震度5弱を記録する地震があった。九州の地下で何が起こっているのか。立命館大環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。

「今回の噴火はフィリピン海プレートが動いて、火山の地下にあるマグマだまりを押し出したのだと思います。フィリピン海プレートでは、九州の火山の他、台湾やフィリピン、インドネシア、パプアニューギニアなどでも地震や噴火が相次いでいます。フィリピン海プレートは東京近くまで延びている。関東以西でいつ直下型地震が起きてもおかしくありません」

 懸念されているのは、地震や噴火を繰り返した後、プレートが跳ね上がることだ。前例がある。1946年に紀伊半島沖で起きたM8.0の「昭和南海地震」はフィリピン海プレートがユーラシアプレートを跳ね上がらせた。津波が発生し、死者・不明者は1330人に上った。この地震の3年前に鳥取地震(M7.2)、前年に三河地震(M6.8)と、2つの直下型地震が起きている。その時の状況が、現在とソックリなのだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース