NHKも優遇なし…青山祐子アナに「育休中の給与返せ」猛批判の誤解
「育児休業は子が3歳に達するまで取得可能ですが、その間の俸給は支給されません。退職手当(退職金)も休業期間に応じて減算されます。ちなみに、介護休暇期間中も減額されます」(内閣府官房)
共済制度で子が1歳まで標準報酬日額の50%が支給されるが、民間でも雇用保険から給料の67%(6カ月以降は50%)の育児休業給付金が出ているのでNHK職員や公務員が特別に優遇されているわけではない。
「つい最近、『子連れ出勤を認める世の中にしたいですね』という新聞記事が炎上したケースがありました。皆さん、口では子育ては大事と言いつつ、30年前のアグネス論争から意識はあまり変わっていないようです。確かに誰かが休めば、その同僚に仕事のシワ寄せがきます。それを迷惑と取るか、子は社会の宝だからと大目に見るかは、個人によって意見は分かれると思います。ただ、今の日本人は少しずつ寛容性が薄れているような気がします」(作家の夏目かをる氏)
育休を心苦しく思いながら取得しているパパ・ママはまだ多いという。いずれ自分や子が、子育てする立場になるかもしれない。人はどうであれ、おおらかな心を持ちたいものだ。