どんなラフな場所でも走れる! 不思議な見た目の18輪ATV「すごい性能」が話題に
ATV(全地形対応車)というと4輪バギーを連想するが、フィンランドでなんと18輪の電動ATVが開発された。数日前、ユーチューブでテスト走行の動画が公開され、そのすごい性能が話題になっている。
フィンランドのスタートアップ企業「18WHEELS」が開発したATVで、スノーモービルのような車体の両サイドに、それぞれ独立したサスペンション機構が付き電動モーターで駆動する車輪が9輪ずつ付いている。
「ヤスデの動きにヒントを得た」というこの独特のサスペンション機能で、18輪ATVは通常の4輪バギーでは走行できないラフな岩場や障害物を乗り越えて走行できる。高さ35センチまでの障害物なら問題なく乗り越えることが可能。また防水構造であるため、浅い水場でも走行できる。
さらに従来のATVより車輪が大幅に小型化されているため、障害物に衝突した際に受けるエネルギーが小さくなり、ドライバーが感じる衝撃が10分の1にまで軽減されているという。
写真は、動画で18輪ATVが倒木を乗り越えて走行している場面。今年10月に商業用のバージョンを公開するため、現在、開発が続けられている。