墨田高札七番「常泉寺」の巻 女房むすめをおもちゃにする大悪党
寺の正面には朝川善庵の墓が
池波正太郎さんの書く悪役はどれも、凄だまなので、鬼平や秋山小兵衛や梅安も大層苦労するのだが、それだから小説が面白くなる。
「正月四日の客」は、枕橋の北詰めにある蕎麦屋「さなだや」の項で紹介したが、この短編小説に出てくる亀の小五郎の大盗賊ぶりも物凄いものがある。いったん裏に…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,095文字/全文1,235文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】