米国ハロウィーンの夜の親切の背景に…1年前のクリスマスイブの悲劇

公開日: 更新日:

 米アイオワ州ウォーキーで今年のハロウィーンの夜、2人の幼い兄弟が「トリック・オア・トリート!」をしながら近所を回っていた時のこと。

 2人はある家の前に置かれたボウルから何者かがキャンディーを根こそぎ盗んでいくのを目撃した。

 その家の子供を気の毒に思った2人は、自分たちが集めたキャンディーなどをボウルに入れた。思いやりあふれる兄弟の行動は、家の監視カメラに記録され、SNSなどで拡散されて話題になった。

 その後、2人は6人きょうだいで、ポーレット・ノックスさんという女性の息子リアム君とロンドン君であることが判明。先日、地元テレビが2人とポーレットさんを取材したところ、その親切な行為の背景が新たに分かり、さらなる感動を呼んでいる。

 実は昨年のクリスマスイブ、2人の兄が自殺。その悲しみを乗り越えるために、親切を広めて人々に喜んでもらいたいと思ったというのだ。

 一方、2人の姉シェイさんは、母親と2人の弟にクリスマスを兄の自殺の日ではなく、楽しい日として記憶してもらいたいと旅行を計画。2カ月ほど前にクラファンのGoFundMeにサイトを立ち上げていた。

 寄付はあまり集まっていなかったが、11月25日にニュースが放送されたのをきっかけに寄付が急増。楽しい旅行をプレゼントできそうだという。 

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情