凍った湖で立ち往生するシカを救え! 米国で決死の救出劇が話題に
米ミネソタ州の凍った湖でシカが立ち往生したが、地元消防隊員の創意工夫と勇気によって無事、救助された。
シカを後ろから押してツルツルの湖面を滑らせて岸辺まで移動させたのだ。それが「カーリングのテクニックを応用したようだ」などと報じられ、話題だ。
シカが立ち往生したのは、スペリオル湖の西にあるパイクレイクという小さな湖。薄く氷が張った状態で、シカの後ろ脚のところに穴が開き、ツルツル滑るため踏ん張りがきかず立ち上がれずにいた。それに気づいた住人が地元のプライヤーレイク消防署に通報。駆けつけた4人の隊員は救出計画を練った。
まず命綱をつけた2人の隊員が氷を割らぬよう四つん這いになってシカに接近(写真)。残る2人は岸で命綱を手に、万が一、氷が割れた場合に備える。決死の救出作戦だ。
助けに向かう隊員の1人はY字形の「さすまた」のような道具を手に背後から接近。そしてシカを後ろからその道具で押すと……なんとシカがカーリングのストーンのように滑る! 何回か繰り返して岸辺に移動させ、作戦は鮮やかに大成功!
救出の様子を撮影した動画がプライヤーレイク市当局のインスタグラムに掲載されたのをきっかけに、CBSテレビ系の人気番組「インサイド・エディション」でも取り上げられ、全米の注目を集めた。