「頂き女子りりちゃん」“推しホスト”の店は事件で廃業…悪質ホストクラブ実態判明のきっかけ

公開日: 更新日:

担当ホストの「狼谷歩」も逮捕

 そのホストというのが、新宿・歌舞伎町の「club LATTE」の「狼谷歩」こと田中裕志被告(26)。真衣被告は田中被告のためにカプセルホテルや友人宅を転々としながら店に通い詰め、総額1億円以上をつぎ込んだ。逮捕時、真衣被告名義の銀行口座にはほとんど残高が残っておらず、財布には数千円しか入っていなかった。その田中被告も詐欺で得た金と知りながら、真衣被告から金を受け取ったとして逮捕されている。

 事件の影響で「LATTE」は臨時休業していたが、12月中旬、廃業に追い込まれた。歌舞伎町2丁目のビル6階にある店舗を訪れると、看板は残っていたものの、ホストの姿はなかった。

 高額な売掛金を返済するため、多くの女性客がホストから売春を強要されていることが明らかになり、社会問題化した。

 危機感を抱いた歌舞伎町の19のホストクラブグループは売掛金を廃止し、反社との関係を断絶する意向を示しているが……。「沼」にハマる女性は後を絶たない。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…