JAL機炎上、日航は「見舞金と預け荷物弁済金」乗客に10万円ずつ支払いを発表
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故で、国土交通省は3日、交信記録を公表。海保機が管制官の許可を得ないまま滑走路に進入した可能性が明らかになった。一方で、海保によると、海保機の機長からは事故後、「許可を得た上で滑走路に進入した」との報告があったといい、交信記録との食い違いが生じている。
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日航機パイロットは3人で、同社が聞き取りを行ったところ、全員が滑走路への進入中、海保機を「視認できなかった」と話しているという。
■預かったペット2件救出できず
日航によると、乗客の手荷物は200個。またペットを預けた乗客は2人いて、ペットを救うことはできなかったとしている。ある乗客によると、日航側からは、見舞金として乗客1人当たり10万円、このほか預け荷物の弁済金として10万円を支払うと伝えられたという。
運輸安全委員会は4日、日航機パイロットや客室乗務員への聞き取り調査を行う。また既に海保機からフライトレコーダーやボイスレコーダーを回収。今後は管制官や海保機の機長にも聞き取り調査を実施し、海保機側の認識を詳しく調べるとみられる。