坂上忍のハンパない動物愛 運営する犬猫保護ハウスは3200万円の大赤字でも初志貫徹
「死ぬほど働いて、自分が一生懸命になれるモノにつぎ込みたいと思ってた」などと、俳優の坂上忍(55)は意気込みを語った。昨年4月、千葉・袖ケ浦市に開業した動物保護ハウス「さかがみ家」。初年度2000万円の赤字としていた経営状況は「正確な経常損失は3200万円です」と明らかにし、こう続けた。
「動物を助けたいというだけでなく、ビジネスとして成立させて、動物たちにどうやって還元できるかと思って。ビビりながらもワクワクで、今年度は黒字にします」
また経営を軌道に乗せて、「ボランティア関係で助けてくださった方たちの雇用にもつながる」とのビジョンを示した。
先の「パナソニック保護犬猫譲渡会2023」でのこと。約1万5000平方メートルもの敷地に飼育放棄などで保護された犬や猫を引き取り、あたらしい飼い主と出合うまでの時間を安全に過ごせるよう配慮されていると紹介された。坂上はクラウドファンディングには頼らず、億単位もの私財を投入し、運営も仲間や「彼女」と行っている。
ハウスのきっかけは坂上の冠番組「坂上どうぶつ王国」(フジテレビ系)とされるが、それだけじゃない。ハウス完成後の昨年5月、日刊ゲンダイにこうコメントしている。