著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

あれから34年…砂漠が帰ってくる? 株高を支える「N・I・S・A」とは…

公開日: 更新日:

 あとは、東証が「PBR1倍割れ」の是正を強要したことも理由に挙げられるだろう。PBRは「株価純資産倍率」と訳されるが、これが1倍を割れていると「会社経営に問題あり」とレッテルを貼られてしまう。

 株価が上昇すれば解消されるので、経営陣は株高に必死になったのである。DAIGO風に言うと、「パパ、ばっかり、リッチ」である。PBR1倍割れの株を買っていれば、そこそこ儲けることができたのだ。

「パパばっかりリッチ?」

 もちろんそんなことをカミさんが許してくれるわけがない。「貴様、いくら、儲けたの? 今すぐ、まじで、あたしに、ロレックス、をくれ!」となるのだ。ん? K・I・M・I・M・A・R・O?

 ということで、この高値でもう一度、砂漠に行くことになるのか、それともロレックスを買って、カミさんの機嫌をとるのか──運命の賽は投げられることになる。

 でも、仮にルビコン川が三途の川だったとしても、決して引き返すことはできない。

「カミさん、おまえもか!」と嘆きながら、結局は死んでいくのである……。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!