新年度入りで始める「エンディングノート」いまどきの書き方 “書いておくべき項目”一覧表付き
電子マネーや各種ポイントも
電子マネーや、dポイントやポンタなどの会員番号やパスワードを書いておけば、残された人は苦労しなくて済むかもしれない。
「借入金などマイナスの資産情報も大切。のちのち判明したら、相続した人は大変。残された人のために明確にしておきたいですね」(汲田健氏)
終末期医療や葬儀、お墓についても伝えておきたい。ただし、これはあくまで本人の希望。財産と違って、残された人が骨肉の争いを繰り広げることは少ないので、気分が乗らなければ「白紙」でも大丈夫だ。
それでも臓器提供、緩和ケア、延命治療についての希望ぐらいは残しておきたい。
葬儀スタイルも「家族葬」「直葬」「家族・親族に任せる」あたりは書いておいたほうがいいかもしれない。
デジタル時代ならではの整理もいっぱいある。スマホのロック解除に始まり、アマゾンプライム、Huluなどのサブスク利用、新聞社やニュースサイトの有料契約……。手続きをしなければ死んだあとも、ずっと料金を取られてしまう。