「表現の自由は行使しました」やるねえ、カリフォルニア在住の男性が当局にウィット利いた切り返し
米カリフォルニア州に住む男性の当局に対するウイットが利いた切り返しが話題になっている。
同州シーサイドの高級住宅地に住むエティエンヌ・コンスタブルさんは4年前、釣りなどを楽しむためにプレジャーボートを購入。自宅私道に置いていた。
しかし何者かが苦情を申し立てたようで、昨年7月、市当局から「私道にボートを置くには近隣から見えないように高さ6フィート(約1.8メートル)のフェンスで囲むことが条例で定められている。従わない場合は100ドルの罰金を科す」という趣旨の通告を受けた。
エティエンヌさんはカチンときたが、条例違反は本意ではないので私道をフェンスで囲むことに。そのうえで地元アーティストのハニフ・パニさんにフェンスに壁画を依頼した。私道にボートが置いてあるように見えるリアルな「だまし絵」だ。
「市当局の通告には従いましたが、合衆国憲法修正第1条で保障されている表現の自由の権利は行使させてもらいました」とエティエンヌさん。ちなみにハニフさんには罰金をはるかに上回る数百ドルの手数料を払ったそうだ。
この壁画はSNSで急拡散、大手メディアもこぞって報じたため大きな話題になり、エティエンヌさんの反骨精神に全米から喝采が送られている。やるねえ。