横須賀「中央酒場」で昼酒を…隣の先輩からうれしいポテトフライのお裾分け
先日、NHKのある番組で京浜急行を特集していて懐かしく思った。
アタシらが子供の頃は夏になれば決まって三浦海岸で海水浴。小学生の頃は家族と、中学生なら友達同士で京急に乗り三浦海岸で海水浴と相場は決まっていた。昭和世代にとっては夏の風物詩だった。
海の色は緑色で、砂浜は灰色。イモ洗い状態で水浴びする程度だが、真っ黒に日焼けするだけで昭和小僧たちは大満足だった。久々に乗ってみるか……。アタシは小旅行気分で缶ビール片手に京急快特に乗り込んだ。
あれから半世紀。いまでは海水浴ならぬ快酔欲だ。が、さすがに平日の昼前から缶ビールを飲んでいる乗客はいない。ええい、ままよ! プシュ、グビリ。うとうとしているうちに横須賀中央。少し散策しよう。
どぶ板通りはすっかりきれいになり、平成女子たちがスカジャンを物色し、海軍カレーに行列をつくっている。三笠公園で東郷さんに挨拶し、ちょうど喉も渇いて準備は万全。目指すは「中央酒場」だ。
朝10時開店と同時にほぼ満席の人気店。14、15人座れるカウンターの奥の一席に滑り込んだ。6つほどある4人テーブルはいっぱい。カウンターはアタシと同世代の一人客が中心だ。テーブルは若い女子や東京からこの店を目当てに来ている男性グループなど多士済々。それもそのはず、ここはツマミが豊富だから食事中心の客もOKなのだ。