“ほぼ全裸ポスター”は制度を悪用? 過去にもあった「公序良俗ギリギリ」のきわどいポスター
ただ、都迷惑防止条例は公共の場所で卑わいな言動をすることなどを禁じている。警視庁が候補者に口頭で警告を出し、候補者の陣営が20日夜、ポスターの撤去を始めたことが報じられた。
もっとも、今回ほど過激ではないにしても公序良俗に反するようなギリギリのポスターはこれまでにもあった。例えば、港区議の新藤加菜氏(31)は、2020年の都議会北区補欠選挙の際、アベノマスクをブラジャーにした選挙ポスターで「ホリエモン新党」から出馬し、ネットで大バズり。その後、「アレは風刺だったんです」などと新藤議員は語っているが、今回の候補者も「表現の自由を広く認めようと訴えるため」と説明している。
15年の千代田区議選に出馬した男性候補者が股間を隠しただけの全裸姿のポスターを貼って話題になったこともあったが、その候補者は今回の都知事選にも出馬している。
“ほぼ全裸ポスター”はしばらく波紋を呼びそうだ。