鉄道が電気系統の火災で止まる原因は何なのか? 識者は「人の目によるチェックの重要性」を指摘も課題は人手不足

公開日: 更新日:

 6月26日、JR中央線が1日に2回にわたって事故による停止に見舞われたが、うち1回は火災によるものだった。火災の詳細は、東京・千代田区にある同路線の飯田橋駅に設置された変電所から火が出たというものだ。

 変電所などからの出火によって電車が止まるという事故は人身事故ほどの頻度ではないが、それなりの頻度で耳にする。沿線火災での停車なら鉄道会社に非はないが、変電所からなどの出火は、やはり、鉄道会社が責めを負うべき案件だろう。

 だが、その責任ゆえきちんと管理されているはずの鉄道会社の電気系統だが、その割には少々事故の頻度が高いようにも思える。そこで、日刊ゲンダイDIGITALは、鉄道に詳しいライターの小林拓矢氏に意見を求めた。

 今回の事故については、レールから変電所に電気を戻すためのケーブルが断線したことが発生原因であると報じられている。その設置は25年前で、2029年に取り換えることが計画されていたとも伝えられている。小林氏はこれらのケーブルは当然に「消耗品です」と明かしながら今回の火災について、こう指摘する。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース