蒲田駅「京急蒲タコハイ」騒動のその後…看板は外されてもポスターや音声はそのままだった!

公開日: 更新日:

 アルコール依存症問題について考えるNPOから「公共性の高い駅にはふさわしくない」との抗議を受けて、突如として駅入り口の看板が外された「京急蒲タコハイ駅」のイベント。京浜急行と缶チューハイ「タコハイ」の生産元であるサントリーのコラボ企画に水が差された今回の騒動だが、その後、イベントはどうなったのか。本紙記者はイベント最終日、現場の京急蒲田駅周辺を訪れた。

 イベントは5月18、19日および6月8、9日に行われた「京急蒲タコハイ駅酒場」と、5月18日~6月16日に駅周辺で行われた「蒲タコハイ祭」の2つがメインコンテンツ。外された看板は両イベント共通のものだ。

 記者が駅とその周辺を訪れたのは6月16日の夜。構内をうろついていると、「駅周辺の居酒屋でタコハイが楽しめる」とのナレーションが流れた。声の主は、イベントのイメージキャラクターを務めるタレントの田中みな実(37)。日本語と英語の2バージョンがあり、英語版の最後では帰国子女の田中らしく、「サントゥリー」という、ネーティブ顔負けの発音の良さが光っていた。

 田中のナレーションは常時流れているわけではなく、数十分に1度のペースだったが、「看板が外された一方で、館内放送は平然と行われていた」という事実にはちょっとモヤモヤ……。また、構内を見渡すと、平然とイベントのポスターが貼られている。構内でナレーションが流れ、ポスターも貼られているのに、駅入り口の看板だけ撤去することに果たして意味があったのだろうか……。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース