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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまに同情的な声も…“東大ありき”の印象を持たせてしまった宮内庁皇嗣職大夫の発言

公開日: 更新日:

「宮内庁が仕掛ける将来の天皇のイメージアップ戦略がことごとく空回りしている。悠仁さまが気の毒」と苦言を呈するのは同庁OBだ。その結果、大学選びにまで負の印象をもたらしていると指摘する。7月末から8月初めには秋篠宮ご夫妻に同行し、岐阜県で行われた全国高校総合文化祭に出席。秋篠宮家側の意向があったとはいえ、受験の追い込みの時期に公務を入れるのは、すでに大学合格までのルートができているかのような心証を世間に与えマイナスになりかねないと心配する。

 何より宮内庁の失敗としてこのOBが挙げるのは今年2月に秋篠宮家側近トップの皇嗣職大夫に就任した元警視総監の吉田尚正氏の発言だ。翌3月の定例会見で悠仁さまが目指しているのは「自然誌を学ぶことができる大学」だと述べた。

■“自然誌”に違和感

「ここでなぜ“自然誌”という言い方をしたのか」と宮内庁OBは首をかしげる。自然誌とは動物、植物、鉱物などを対象とする博物学。悠仁さまがこれまでやってきたこととマッチしないと多くの関係者が違和感を持った。「長年取り組んできたトンボ研究をクローズアップすべきなのに、吉田皇嗣職大夫は父・秋篠宮さまを意識したふしがある」という。

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