「橘湯」105度のサウナは無料。同行したY君に1分及ばず…くぅ~、負けた~

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 JR南武線平間駅から歩いて13分の「橘湯」は創業約70年。1999年にビル型銭湯になったという。フロントでかわいい看板娘みゆちゃんに入浴料530円とタオルセット代100円を払う。サウナ代は何と無料!

 いそいそと脱衣場に向かうと、スーツやコートが掛けられるハンガーラックが用意されていた。仕事帰りの人にはうれしいよね。服を脱いで浴室に入って汗を流したら、まずはお湯から。

 40度の白湯にはボディージェット、背中や腰、ふくらはぎにボボボの座湯、冷水枕つきで背中にジェットの寝湯、水深110センチのハイパージェットが1床ずつ。体がほぐれたところで向かいの黒湯にザブンすっと、41度のバイブラがい~気持ちっス。地下200メートルから湧いているという。

 同じ黒湯の奥は洞穴で電気風呂になっていた。同行したサウナ好きY君は軽い気持ちで体を沈めると、あらあら、あっけなくギブでした。見ていた年配の常連サンに「絶対入らないもん」と笑われちゃったぜ。

 階段を上がると、2階は露天ですわ。竹柵で目隠しされ、半露天の上部窓から空が見える。季節ごとに温度が変わる不感温の黒湯で秋風を感じたところでサウナに参りましょうか。

 ビート板を手にドアを開けると、香太くんのイイ香りが漂ってきて、部屋中央には大きな柱がドーン。その周りに上段L字、下段ストレートのヒノキ造りのベンチが用意されていた。奇麗にマットが敷かれ、定員は10人。上段L字中央のY君と少し距離をとって、端にどっこいしょ。

 正面の遠赤外線ガスストーブ上部には水の入った鍋が置いてあり、ほどよい湿度を感じながら105度を楽しむぜぃ。先に入っていたY君はすでに滝汗状態。「10分は無理っス」と8分で退室。よし、10分頑張って先輩の貫禄を見せよう。

 照明1つ。薄暗く静かな室内は瞑想にピッタリで、先客数人もみな、黙浴に徹している。ふぅーっ。ひと息つこうと、壁にもたれかかったら、あっぢぃ~。先客に恥ずかしいところをチラ見されちゃったよぉ。

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