キャベツ高騰は2月も続く…中国産の輸入量激増、庶民が国産を買えなくなる「最悪シナリオ」

公開日: 更新日:

 高値はまだまだ続きそうだ。農水省が発表した2月の野菜の価格動向によると、15品目ある主要野菜のうち11品目が、平年よりも高値で推移するとしている。いずれも天候不順が原因だ。

 値上がりが激しいキャベツも、安くなりそうにない。東京都中央卸売市場におけるキャベツの価格動向は、1日時点で平年比211%。通常の倍の価格だ。2月中も高値が続くという。

 そんな中、町のスーパーでは異変が見られている。中国産キャベツが店頭に並び、国産のおよそ半値で売られているのだ。農水省によると中国産を中心にキャベツの輸入量が急増しており、先月3週目までに前年同月比で19倍以上の量になっている。

「国内産キャベツの需給バランスが崩れ、不足分を補うため海外産キャベツが輸入されたのでしょう。これまでにも海外産野菜の輸入が一時的に増えることはあったので、今回が例外とも言えません」(農水省園芸作物課)

 実際、中国産キャベツは国産キャベツの需給バランスの調整弁になっている。2018年にも生育不良から葉物野菜が高騰し、一時的に中国産キャベツの輸入量が増加していた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる

  2. 2

    バド渡辺勇大は代表辞退、英の五輪メダリストもアダルトサイトで副収入…世界で共通するアスリートの金銭苦

  3. 3

    フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続

  4. 4

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  5. 5

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  1. 6

    入社式の仰天舞台裏 コネと忖度が横行するフジの末期症状

  2. 7

    生島ヒロシ“セパ制覇”でラジオ即降板の衝撃 中居正広“女性トラブル”が引き金となった好感度アナの裏の顔

  3. 8

    TKO木下隆行"元女子アナに性奉仕強制疑惑"で絶体絶命…釈明動画も"ウソつきイメージ"がアダに…

  4. 9

    フジの“私情含み”採用に佐藤里佳アナウンス室部長が異議

  5. 10

    文春訂正で中居正広ファン分裂! 「本人は無罪」vs「悪質性が強まった」で大激論