キャベツ高騰は2月も続く…中国産の輸入量激増、庶民が国産を買えなくなる「最悪シナリオ」
■生産者は異常気象に対応できず
国産キャベツの供給量が回復すれば、高騰は収束し、中国産キャベツの輸入量も元に戻るとみられている。しかし、近年は異常気象が「日常化」しているため、はたして、この先「安定供給」できるのか不安視する声も出ている。
「温暖化の影響を考慮し、苗を植える時期をずらすなど対策をしています。ただ、異常気象が年々激しさを増し、これまでのやり方が通用しないことが増えてきたように思う。対策が追いついていないのです」(キャベツの生産関係者)
異常気象の影響が続けば、“一時しのぎ”だった外国産野菜が定着することもあり得る。そうなった時には、高値の国産キャベツは庶民の手には届かぬ高根の花になってしまう、なんてこともあるかもしれない。
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物価が上がり続けるなか、年金制度改革が焦点のひとつとなっている今国会。厚労省は基礎年金(国民年金)の底上げ案について自民党内でも慎重論は根強いが、就職氷河期世代はガチで死活問題だ。●関連記事『【もっと読む】就職氷河期世代を襲う「年金3割減」の恐怖…政府放置で「楽しい日本」は「絶望の日本」まっしぐら』で詳報している。