ビジネス文書に特有の表現「ご笑納」「ご放念」「倍旧」の正しい使い方
ビジネス文書編⑫
前回は、ビジネス文書でよく使われる特有の表現について解説しました。今回は、その続きを紹介します。
これらの表現を適切に使うことで、ビジネス文書により丁寧で品格のある印象を与えることができます。ぜひ参考にしてください。
■ビジネス文書特有の表現
③ご笑納:ささやかな品ですが、笑って受け取ってくださいという意味を込めて、贈答品を贈る際の添え状などに用いる。
例文)心ばかりの品ですが、ご笑納いただければ幸いです。
④ご放念:お気になさらないでください。
例文)今回の件につきましては、どうぞご放念ください。
⑤倍旧の:以前にも増して、より一層という意味。
例文)倍旧のお引き立てをお願い申し上げます。
⑥私儀:私のことで恐縮ですが、という意味。自分自身のことを述べる際に使うため、行末に配置するのが一般的。