北の大地で桜締め
ヘリで空から芝ざくらの大群落を見下ろす
■滝上
ひと味違った花見を満喫できるのが、滝上町の芝ざくらだ。5月1日に開園する芝ざくら滝上公園では、桜の花に似た花々がまさにこれから見ごろを迎える。何しろ写真の通りの鮮やかさだ。北海道旅行を計画している人は、ぜひ行程に芝ざくら見物を加えてみてはどうだろう。
この芝ざくらは1957(昭和32)年、公園入り口にミカン箱1つの苗が植えられたのが始まりで、いまや10万平方メートルに広がる。国内最大級を誇る大群落だ。スイーツのような甘い香りに包まれる鮮やかなピンクのじゅうたんは、まさに圧巻。丘陵地の裾野を流れる渓谷とともに、幻想的な雰囲気を演出する。
「芝ざくらの花びらは通常5枚ですが、まれに4枚、6枚、7枚の花も。写真に撮って現地案内所に見せると、ラッキーなことがあるかもしれません」とは滝上町観光協会の吉田龍ノ介さん。
オススメは、上空から見下ろす「滝上芝桜SKYクルーズ」(北海道航空)だ。園内のヘリポートから5人乗りヘリコプターで地上400~500メートルに上昇し、市街地や残雪の北見山地の山々を望みながら公園を1周する。今年は満開を迎える5月17~25日に開催。
時速160~180キロの夢の約3分間の遊覧飛行は大人6600円、3歳~12歳未満は4400円。運航は原則9~17時で、受け付けは3人から。開花状況によっては期間が変更されたり、悪天候時は運航できなかったりする可能性もある。
◇芝ざくら滝上公園
(住)北海道紋別郡滝上町元町
(営)8~18時(最終受け付け17時)。入園料・大人500円、子供250円
(問)滝上町観光協会
(℡)0158-29-2730