著者のコラム一覧
佐高信評論家

1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

藤田田、竹中平蔵、原田泳幸というのがマクドナルドの味か

公開日: 更新日:

 思わぬ形でマクドナルドの名前がクローズアップされた。元社長の原田泳幸が妻で歌手の谷村有美さんをゴルフクラブで殴り、逮捕されたというのである。原田は2004年に社長になるや、無料キャンペーンをやったり、100円マックをヒットさせたりした。それが”原田マジック”などと言われ、さすがはプロ経営者などと持ち上げられたのだが、しょせんはリストラ経営なのである。2013年に追われるようにベネッセに移り、現在はタピオカなどの販売をするゴンチャジャパンの会長兼社長。

「人もうらやむセレブ夫妻」に苦難が訪れることはまちがいない。

 1971年に日本マクドナルドを設立した藤田田は東大法学部卒のエリートだったが、「授業料が安かったから」東大に行ったと言い、「国民の税金で勉強させてもらって卒業すると役人になる。資本主義の世界でこんなバカげた話はない」と主張し、「マクドナルドのハンバーガーは、アメリカの本社がコンピューターを駆使して、世界のあらゆる民族がうまいと感じるようにつくったもので、あれをまずいと感じるのは、チンパンジーかゴリラしかいない」と豪語する、いささかならずイヤミな男だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  2. 2

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  3. 3

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  4. 4

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  5. 5

    斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ

  1. 6

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”

  2. 7

    吉村洋文府知事もう「維新」の代表ヅラだが…街宣で“封印”大阪万博チケットは売れ行きメタメタ

  3. 8

    半導体メモリー大手キオクシアには「前門の虎、後門の狼」に…上場後に待ち受ける“2つの難題”

  4. 9

    「merchu」折田楓社長の受賞は取り消される? 29日に兵庫県から“SNS活用”で表彰予定も欠席と判明

  5. 10

    会員制情報誌にスッパ抜かれた石破官邸「赤沢案件」…経済再生相が官僚呼びつけ指示の前代未聞

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱