象印マホービンの「象マーク」に込められた意味と誕生エピソード
日本テレビ系で放送されたドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」にたびたび登場していた象印のマーク。
主人公が幼いころ、象印マークを見ると泣きやんだことやスマホの待ち受けにするといったエピソードがあったが、象印マホービンはドラマのタイアップや協賛などは一切していなかった。
それほどまでに馴染みの深いマークということだが、同社の創業は約100年前の1918(大正7)年。当初はロゴマークなどはなかった。
ではなぜ、象を採用したのかというギモンだ。象印マホービンの広報・濱田さんによると「頭が良く、家族愛も強いイメージ」からだという。
「陸上動物で最大の巨体でありながら、ゆったりとした態度やその容姿で子どもたちの人気を集め、生命力は強く、寿命が長い『象』をマーク(最初の商標出願は1949年)として採用しました。これが象印におけるロゴマークの始まりです」(濱田さん)
家族の絆を描いたドラマに象徴的に登場していた謎が解けた。