腐った自民の“裏金汚染”は全国に拡大! 不記載は5都府県、5年間の推計は数十億円規模か
自民党のパーティーあるところに裏金アリ、だ。政治資金パーティーを利用した裏金づくりは疑惑底ナシの派閥単位に限らない。東京、栃木、京都、山口、岐阜──。地方のパーティーを巡っても不記載が次々と発覚。自民の腐ったカルチャーは全国に根付いている可能性がある。
◇ ◇ ◇
東京における自民党の計800万円の不記載はすでに「しんぶん赤旗」日曜版(11月26日付)が報じている。自民党都連の不記載は2022年分7件、計380万円。都議会自民党は19年分と22年分16件、計448万円に上る。パー券を購入した政治団体の報告書には「支出」があるのに、都連や都議会自民党には「収入」の記載がなかった。
さらに、ここ数日で各地の自民党パーティーでも“不記載ラッシュ”が起きている。
【栃木県連主催の22年10月のパーティー】
県産業資源循環政治連盟が計60万円のパー券を買ったが、県連の収支報告書に記載がなかった。
【京都府連主催の22年6月のパーティー】
府連から市議に17万円、府議に7万円のキックバックをそれぞれ両議員が代表の政治団体に支出していたが、両団体は収入として記載していなかった。
【山口県連の20~22年分のパーティー収入】
政治団体からのパー券収入を毎年、5万~17万円少なく記載したり、2年間で25万円ずつの不記載があった。
【岐阜県連の22年分のパーティー収入】
県連から自民の岐阜市支部に1040万円、山県市支部に166万円、本巣市・北方支部に93万円がキックバックされていたが、3支部は記載していなかった。