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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

どうしたニッポン企業 “不正ラッシュ”に海外投資家はソッポ向く?

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■日本企業への不信感拡大か

 世界の産業界は「SDGs」(2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標)を重視、それは投資評価にも反映されるが、これでは日本企業への不信感が広がるだろう。

 欧米の機関投資家は、このような不正を組織的に行う企業に投資するのだろうか。

 大手証券など市場関係者はそれらの問題を軽視してか、「今年は日経平均株価が史上最高値を更新する」としている。大手証券の自己売買部門が火付け役の合法的な株価上昇の示唆であろうか。

 とはいえ24年に欧米中央銀行は、インフレ抑制の金融引き締めから、景気浮揚の金融緩和へ政策転換すると予想され、過剰流動性への期待も醸成される。1月開始の「新NISA」により素人投資家の株式市場大量流入との期待もある。

 日経平均株価が4万円超とみるなら銘柄選択は至極単純で、日経平均株価と相関度の高い銘柄に投資すればいい。アドバンテスト、三井ハイテック、レーザーテック、SCREENホールディングスなどだ。銘柄選択さえ面倒なら、日経平均株価に連動するインデックスETFやブル型投信を仕込む方法もある。

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