安倍派の異次元“ドンブリ勘定”…「残余金」把握者ゼロで、解散手続きが進まない!
「検察に派閥の通帳が没収されているとはいえ、事務局長の松本さんでさえ正確な数字を把握していないという。座長の塩谷さんや最後の事務総長の高木さんも『分からない』と。そんなことあるんでしょうか。一方で、今回の事件に絡み、検察の任意の事情聴取に呼ばれた所属議員のために8人の弁護士を派閥で雇ったので、その費用に2000万~3000万円かかったとか。起訴された松本さんの弁護士費用もさらにかかる。これに解散までの事務所の賃料や職員の給料などもあり、資金が残るどころか、足りなくなる可能性もあるというのです」(前出の安倍派議員)
■能登へ寄付どころじゃない
つまり、被災地への寄付どころじゃない、ということらしいが、億単位の裏金をつくったうえ、収支報告書の修正で幹部らが「不明」を乱発させるような異次元の「ドンブリ勘定」の派閥である。寄付するぐらいならと、まさか残余金を裏金化してやしないか。
収支の決算ができなければ派閥の解散もできない。どこまでもフザケた派閥だ。検察はもう一度、捜査し直した方がいい。