著者のコラム一覧
金子勝淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

投機筋に見透かされた岸田失策 「円安インフレ」の悪循環が止まらない

公開日: 更新日:
的外れな岸田失策、足元見られ円安インフレは負のスパイラル(岸田首相、=代表撮影)

 4月29日と5月2日で計8兆円の円買い・ドル売り介入が行われたといわれている。ところが、1ドル=160円台から151円台に上がった為替レートは、1週間も経たないうちに再び155円台に戻ってしまった。

 財務省の神田財務官はこれで2度目の介入失敗である。残念ながら、彼の20…

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