手数料自由化から25年…“戦国時代”真っただ中のネット証券は決算で明暗クッキリ

公開日: 更新日:

■松井は増収増益

 健闘しているのは松井証券。純営業収益193億円(同15%増)、純利益60億円(同28%増)と増収増益で、純営業収益の増益率では3社のなかでトップだった。純利益も他社が減益のなか増益を果たしている。

 トレーディング損益は19億円(同68%増)と急伸した。21年以降、1通貨から取引できるFXや自動売買など、独自サービスを強化している。顧客基盤の拡大やFX取引増が牽引しているといえそうだ。

 01年に国内で初めてインターネットによるFXサービスを開始したが、その後、FX専業会社などの台頭によりサービス面で後れをとっていた。21年のサービスリニューアルを経て、昨年リリースした「100円から取引できるFX自動売買サービス」により巻き返しを図っている。 =つづく

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース