気に入った言葉を目の前でメモした中曽根元首相の人柄
「総理が死んだよ」
1980(昭和55)年6月、当時29歳の僕は福井県・芦原温泉の旅館で大平正芳首相の死去を聞いた。声の主は、福井に遊説で来ていた中曽根康弘氏(99)である。中曽根さんは秘密を絶対に口にしないタイプの人で、自ら重要情報を番記者らに教えてくれるような政治家で…
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