吉田茂首相「バカヤロー解散」で選挙は右と左の百家争鳴に
昭和28年4月の総選挙は、講和条約発効後の2回目の選挙であった。最初の選挙は独立回復から4カ月後に行われた、いわゆる「抜き打ち解散」(昭和27年10月)で、これは吉田茂の政治的独善性の象徴のようなものだった。自由党内に鳩山一郎を担ぐ一派があり、彼らは反吉田でまとまっていた。この…
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