東条英機は天皇の前で泣き出した
この会議で演じられているのは、軍事指導者は政治の解決をすぐに戦争で決着をつけようとすることであった。
東條は休憩を宣言し、興奮したやりとりを鎮めようと図った。そのうえで別室に杉山と塚田を呼び、「外相のいう方向でまとめるべきではないか」と説得した。この説得は陸軍省軍務局長…
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