元老の西園寺公望の働きかけで「斎藤実内閣」が誕生した
元老の西園寺公望は、軍部の威嚇や恫喝を受けながらも、軍事内閣を組閣するつもりはなかった。興津から東京に出てきて、西園寺は政治指導者や枢密院議長ら多くの人物に会って、この難局をどう乗り切るかを考えた。明治、大正、そして昭和と3代の天皇の側近だっただけに、この事態をいかに処理するか…
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