安倍派の裏金幹部7人は大ピンチ! 党執行部が処分検討、“銀座3兄妹”基準なら「除名」も
岸田派と二階派にも飛び火か
通常国会召集日の26日、安倍派は常任幹事会を開いて対応を協議するというが、外堀が埋められつつある。国会審議への影響を考慮して、各委員会の委員長や筆頭理事も安倍派所属議員から差し替える方針だ。
「安倍派幹部は、すでに閣僚や党幹部を辞任して処分は十分に受けたと反発している。二階派と岸田派も立件されたのに、安倍派だけが処分されることに納得がいかないのです。安倍派幹部に離党を迫るなら、事務所秘書が起訴された二階元幹事長や岸田派会長だった総理も離党しなければおかしいという理屈で、徹底抗戦を訴える声もあります」(安倍派関係者)
安倍派内で自発的な対応がなければ、党執行部が「離党」や「除名」に踏み切る可能性が高い。安倍派幹部7人が離党に追い込まれて、次の選挙に無所属で出馬した場合は大苦戦が予想される。
「本来なら、裏金議員は全員、議員辞職すべきです。離党や除名で済ませるのは自民党が生き延びるための方策で、トカゲの尻尾切りに過ぎません。穏便な処分では、国民世論は納得しませんよ。議員辞職しないなら、選挙で落とすしかないと怒りをたぎらせている有権者は少なくないでしょう。銀座クラブ遊びで離党した松本純氏も落選の憂き目にあった。安倍派幹部も次の選挙で全員落選してもおかしくありません」(政治評論家・本澤二郎氏)
離党で議員バッジにしがみついても、安倍派幹部には検察審査会の審議が待っている。そこで強制起訴される前に、自ら議員辞職した方が少しは男を上げて復権の目も出てくるのではないか。