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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

派閥解消だけで抜本的な「政治改革」は実現しない

公開日: 更新日:
米大統領選のように日本では、一同が介し政策や意見を述べ合う本当の意味の立会演説会は行われていない(2022年米大統領選中間選挙での民主党。バイデン大統領〈右手前〉と奥がオバマ元大統領)/(C)ロイター

 長年にわたり無派閥で通してきた自民党のベテラン議員に言わせれば、「派閥っていうのは『55年体制』の遺物というか悪しき遺産の最たるもので、それが今まで残っていること自体がおかしいという認識を出発点にしなければ、党改革もへったくれもないですよ」ということになる。

 それはその…

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