さぁ困った麻生太郎…河野太郎が総裁選への出馬決めて派閥分裂の危機
河野太郎デジタル大臣(61)が秋の自民党総裁選に出馬を決めて、麻生太郎副総裁(83)が困惑している。26日夜、サシで食事をした2人。河野が出馬を伝えると麻生は口をへの字にまげて返事をしなかったという。麻生が描く党内牛耳り戦略が崩れかねないからだ。事情通が言う。
「麻生さんは岸田の派閥解消に応じないで唯一、派閥を維持(55人)。これをバックに茂木敏充幹事長(68)を手駒にして岸田首相にブラフをかけながらコントロールするつもりだった。そこに河野出馬で戦略が狂ったのです」
河野の後ろには反麻生の菅義偉前首相(75)がいる。しかも麻生派のかなりの部分は河野に期待しているから派閥が割れかねない。河野問題で派内がゴタゴタすれば、麻生に“面従腹背”でついてきた茂木も旧茂木派残党をバックに総裁選に出る可能性もある。
石破茂元幹事長(67)も名乗りを上げる動きだから、党内はポスト岸田で浮足立っている。もはやキングメーカー気取りだった麻生にとってアウトオブコントロール。
麻生はかつて「河野太郎は、もう少し常識を持たなくてはいけない」と言っていた。アンタもね。