西川公也元農相が鶏卵汚職事件での賄賂罪から逃げ切っていた…1500万円受領判明も公訴時効
鶏卵生産大手の「アキタフーズ」から500万円の賄賂をもらい有罪になった吉川貴盛元農相だが、同じ農相だった西川公也も同社から1500万円の賄賂をもらっていたのに逃げ切っていた。
2日の東京新聞によれば、西川が賄賂を受け取っていたのは2014年から6年間。農相を辞めても賄賂三昧。当時、西川は東京地検の取り調べに「もらった賄賂は冠婚葬祭、私設秘書や運転手の給与、外遊の際に手渡すお土産代に使った」「収支報告書には賄賂に当たる可能性があるので記載しなかった」と供述していた。西川は疑惑が報じられると「一身上の都合」で内閣官房参与を辞任。
しかし、東京地検は金銭授受は公訴時効にかかる、として立件を見送っていた。
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