茂木幹事長が自民総裁選出馬の推薦人集めで脱落か…麻生副総裁にフラれ、加藤の乱のWショック
候補者大乱立の自民党総裁選は、出馬できるかどうかの「イス取りゲーム」の様相だ。これまで11人もが出馬に意欲を示し、20人の推薦人集めがシ烈な争奪戦になっている。19日、小林鷹之前経済安保相(49)がイチ抜けし、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、林芳正官房長官(63)がイスを確保したとみられている。
そんな中で、急速に雲行きが怪しくなってきたのが茂木敏充幹事長(68)だ。
茂木は岸田首相を支える党ナンバー2の幹事長ながら、「ポスト岸田」への意欲を隠さないほど、誰よりも総裁選出馬を目指してきたはずだ。解散はしたものの派閥の領袖だから、自派閥をまとめれば推薦人20人など軽くクリアでき、出馬は堅いと思われてきた。
ところが……先週土曜(17日)、訪問先の金沢で総裁選への対応について聞かれると「夏の間に考える」と言葉少なに説明。予定を切り上げて帰京を急いだという。
「元気なく、慎重姿勢に転じた感じです。前日の金曜夜に、茂木派の加藤勝信元官房長官(68)が総裁選出馬に向け具体的に動くと言い出し、茂木さんに逆風が吹いている印象はある」(ジャーナリスト・山田惠資氏)