小林鷹之氏のカネ集めは「古い自民党」そのもの…初入閣後にハイペースでパーティー開催

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 いの一番に名乗りを上げる。小林鷹之・前経済安全保障相が19日にも、自民党総裁選への出馬を正式に表明する。コバホークの異名を持つ小林氏は衆院当選4回の49歳だ。18日は地元・千葉県八千代市で趣味のランニング姿を報道陣にわざわざ公開。課題の知名度不足の解消に向け「若さ」をアピールしたが、やっていることは古い自民党の政治家そのもの。旧態依然としたカネ集めとカルト教団との関係性である。

 小林氏は2021年10月に発足した第1次岸田内閣で、新設された初代の経済安保担当相として初入閣。すると、翌22年8月までの在任中に政治資金パーティーを計3回開き、総額1579万円を集めた。

 うち1回は政治資金規正法で「特定パーティー」とされる収入1000万円以上の規模。小林氏の資金管理団体「鷹之政経フォーラム」の政治資金収支報告書によると、22年5月20日に千葉市の東京ベイ幕張ホールで「小林鷹之君と明日の日本を語る会」というパーティーを開催し、1099万円の収入を得た。

 01年に閣議決定された大臣規範はパーティーについて〈国民の疑惑を招きかねないような大規模なもの〉の自粛を求めているが、岸田首相と同様に小林氏も完全に無視した格好だ。

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