総裁選いよいよ最終盤、蠢くキングメーカーたちの思惑…自民議員は彼らを一掃できるのか?

公開日: 更新日:

 党内で唯一、54人の派閥を維持している麻生副総裁は、石破と小泉の決選投票なら「引退危機」とまで囁かれていたが、高市の追い上げで息を吹き返した。24日は小泉が麻生詣でをして、支援を頼んだという。

「小泉氏のバックには菅前首相、石破氏とは個人的な確執で、麻生氏はどちらにも行きにくかったが、高市氏を入れた三つ巴となったことで、麻生派の数をより高く売れるようになった。麻生派の支持は河野太郎デジタル相がメインで上川氏にも結構行っているが、高市氏を決選に残すため、1回目の投票から少し高市氏に票を寄せるよう麻生氏が指示を出したという話もある」(ベテラン議員)

 落ち目の小泉陣営でも、後見人の菅が必死の号令。決選に残るため、すでに50~60票を集めたとされる議員票の積み上げに懸命だ。

 しかし一方で、今回はボスの指令の通りには動かないという見方も。

「河野氏をやってて、政治姿勢の全く異なる高市氏を決選で推すのは難しいと話す麻生派議員もいる。派閥流動化で、岸田氏や麻生氏、菅氏の言う通りに配下の議員が動くのかどうか。党員票の結果を覆すような行動は党員の理解を得られず、総選挙にも影響する」(中堅議員)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い